育児ストレスを溜めないコツ。感情の行き場を自分でコントロールする
2016/09/09
子育てってどうしてストレスが溜まってしまうのでしょうか。
ストレスがたまると、子供に当たってしまったり、夫に当たってしまったり、そして自分はなんてダメな母親なんだと落ち込んでしまったり、いいことはないですね。
実は子育てでストレスを溜めやすいタイプの性格があるのです。
あなたは「感情タイプ」と「思考タイプ」どっち?
人には大きく別けて
- 感情、好き嫌いで物事を判断する、感情タイプ
- あれこれ考えて判断する、思考タイプ
の二つのパターンに分かれます。あなたはどちらのタイプでしょうか?
感情タイプの人はいろんなことを
- 自分をどういう気分にさせるか
ということに判断基準をおいて見ているので、感情に流されやすく安易な決断をしてしまうという側面はありますが、子育てに関しては、感情タイプの人の方が実はストレスが溜まりにくいのです。
反対に思考タイプの人は、子育てでストレスを溜めやすい傾向があります。思考タイプの方は無意識のうちにいろんな理由づけをして自分を納得させようとしがちです。簡単に言うと、思考タイプの方は感情がないがしろになってしまうことがあるのです。
思考タイプの人がストレスをため込んでしまうパターン
例えば、赤ちゃんのギャン泣きが止まらない時、感情タイプの人は「ああ、もうヤになっちゃう」と思います。そして意識の中心は自分の感情ですから、「ちょっとお茶でもして気分を落ち着かせよう。赤ちゃんは安全なところにいるし、少し放っておいても大丈夫」と考えられるのです。
ところが思考タイプの人だとそうはいきません。赤ちゃんがギャン泣きしていると、いろんな思考が頭の中をめぐります。
「どうしたの?なんで泣いてるの?どこか痛いの?」
「こんなに泣かせて私はダメな母親なんだろうか…」
「夫が帰ってくるのに泣きやまなかったらどうしよう」
「もう、ご飯も作らないとダメなのに...」
そしてその思考に押しつぶされるように、落ち込み、ひどいときは鬱(うつ)になってしまうこともあります。
育児でストレスを溜めない為には「感情タイプ」の人の考えを持つ事も大事
自分が思考タイプだと思う人はちょっと、感情タイプの人を真似してみましょう。
子供というのは、もちろんかわいいですが、とっても迷惑な存在ともいえます。誰よりも母親であるあなたに迷惑をかけなければ生きていけない存在です。
人に迷惑をかけられたら、どう感じますか?普通は嫌な気持ちがするものです。ですからまず、その気持ちをまず認めてあげなければいけません。愛する子供が相手でも、迷惑をかけられたら嫌な気分になっていいのです。当然なのです。
「ああ、私はすごく嫌な気持ち」
それを認めてあげてください。様々な思考に埋もれてしまって、この感情の行き場がなくなるから、思考タイプの人はストレスが溜まってしまうのです。
さいごに
まずは迷惑をかけられている自分の感情を認めてあげて、そして
「こんな大変な目にあっても、まだ子供の世話をしている私はなんて偉いの」
と自分をほめてあげてください。それだけで、気持ちはずっと軽くはなるはずです。
ストレスはなるべくためずに、自分にやさしい子育てをしていきたいですね。