つわりの初期症状の原因と解決方法。無理をせずにつわりを乗り切るための3つのポイント
2017/09/13
赤ちゃんを授かって、とても幸せなイメージを抱いていたら、容赦なくつわりの苦しみが…という方も多いのではないでしょうか。
個人差があり、全くつわりがなく出産を迎えるということもあるようですが、妊娠初期の女性にとって、大変なつらい時期ですね。これは、病気ではないと言っても、体験してみなければ分からないものです。
いつ終わるかも分からない気持ち悪さが、朝起きてから寝るまで続き、体だけでなく、心も弱ってきてしまうこともあります。
つわりの気分が沈みがちな方に、症状が発生する原因とその対策、そして少しでも気持ちが軽くなれるヒントをお話ししたいと思います。
もくじ
体がだるいのはなぜ?そんな時は体の声に素直になっていい
妊娠初期は赤ちゃんが成長しやすいように子宮内の状態を整えて胎盤を完成させるために、プロゲステロンとエストロゲンというホルモンが急激に増加します。
プロゲステロンは、代表的な女性ホルモンの一つであり、最もバランスを崩しやすいホルモンとして知られています。
しかし、プロゲステロンは、基礎体温を上昇させ、妊娠の維持、乳腺の形成など、妊娠に欠かすことのできないホルモンです。
出典:エストロゲンとプロゲステロンの作用と効果
このホルモン(プロゲステロン)の急激な変化で、妊娠初期の女性は体からいろいろなサインが出ています。症状としては
- 感情的になる
- とにかく眠かったり、だるかったりする
などがあげられます。そんなときに今まで通り家事ができなくても当たり前という気持ちで大丈夫です。においに敏感になり、ごはんやお味噌汁も作りたくなかったら、無理に作らなくていいのです。
眠れるなら、少しだけ気持ち悪さから解放されるので、寝てしまいましょう。つわりは終わらないわけではないので、その時期だけ家族にも買ってきたごはんを食べてもらってもいいと思います。
味の濃いものが急にほしくなるのはなぜ?そんな時は自分の食べたいものだけを食べる
妊娠中は、赤ちゃんにも栄養をと考えますが、つわりで食べられないときは、水分と食べたいと思えるものを口にするといいでしょう。無理に食べても、もどしてしまったら、意味がありませんし、体もつらいだけです。
今までの好みとは全然違うものが食べたくなって、自分でも戸惑うこともあると思います。これは妊娠時期特有の味覚変化によるものです。
例えば、気持ち悪いのに、味の濃いフライドチキンが食べたくなったり、炭酸飲料ばかり飲みたくなったりすることもありますが、一時期のことです。
自分を甘やかしてあげて大丈夫です。食べられるようになったら、その分バランスの良い食生活を心がけることは忘れずにしてくださいね。
においに敏感になるのはなぜ?そんな時は気分転換も大切
体調が優れずに家にいることも多くなるかと思います。家の中は、様々なにおいがあり、気持ち悪いことばかりが気になってしまいます。これは前述したホルモン「エストロゲン」の影響です。
妊娠すると、エストロゲンという嗅覚を敏感にする女性ホルモンの分泌が増えるので、今まで平気だったにおいも苦痛に感じるようになります。更に、においに敏感になるのは、本能的に腐った食べ物やゴミの匂い、煙やガスなど有害なものから母体と胎児を守るためだとも言われています。
出典:においに敏感になるにおいつわり~上手に乗り切る対策あれこれ | MARCH(マーチ)
動けるようなら、家の近くで散歩するがおすすめです。新鮮な空気を吸って、道の草花を見たりしていると、季節を感じて気持ちが紛れます。お腹に赤ちゃんが育っているのを感じながらの散歩は、ちょっと景色が違って見えますよ。
さいごに
無事出産が終わるまで、心身ともに大切にして、できるだけストレスなく過ごしたいですね。大変なことも、家族にも協力してもらい、母も子も幸せでいられますように。