妊娠中にひどい便秘に悩まされた時の3つの解消法
2017/07/22
便秘体質の人が、妊娠中にひどくなってしまって、辛くなるということは少なくありません。しかし妊娠中は市販の下剤、浣腸などは使えません。
便秘を解消しつつ、すっきりとした気持ちで妊娠生活に気をつけるためにはどうしたら良いのでしょうか。
食生活に気をつける
便秘に対して効果的なのは、繊維のある物を積極的に摂取するということです。野菜を普段より多めにするといった方法を心がけます。ヨーグルト、バナナなども便秘に効果があるので、毎日食べるように心がけます。
また水分をたくさん摂ることも大事です。朝起きて空腹の状態で、お水をコップ1杯飲むと腸を動かす作用があるので、それを習慣づけるようにします。
できる範囲で運動をする
切迫などで運動を控えるように言われている人は別ですが、特にそういった状況でない人は運動をすることで便が出やすくなります。
妊娠前のようなハードな運動は避けて、おすすめなのはウォーキングです。ウォーキングをすることで体の健康を維持することができますし、便秘にも効果があります。またリラックス効果もあり、妊娠中に感じるストレスを解消することもでき良いことがたくさんです。
マグミットを処方してもらう
(※)画像はイメージです
それでも解消されない場合は、病院でマグミットを処方してもらうという方法もあります。
制酸作用があり胃酸を中和する他、腸内の浸透圧を高めて腸内腔へ水分を引き寄せ、腸内容を軟化・膨張させ腸管に拡張刺激を与えて排便を促します。
通常、胃・十二指腸潰瘍、胃炎、上部消化管機能異常における制酸作用と症状の改善、便秘症の治療、尿路シュウ酸カルシウム結石の発生予防に用いられます。
出典:くすりのしおり
マグミットは便に水分を入れて出しやすく、柔らかくする効果がある薬で、急激に下痢をして便を出すというものではありません。そのために妊婦でも使える便秘薬なのです。(ただし、服用量が多いときなど、人によっては便がやわらかくなったり軽い腹痛を起こすことがあります。医師の指示に従って下さい)
さいごに
このように便秘を解消する方法はいくつもあります。
便秘のままでほおっておくと、健康状態が悪くなってしまうことがあるので、なるべく早く解消して妊娠生活を安心して過ごせるようにしましょう。
もし、妊娠中に薬を飲むのに抵抗のある方は、妊娠中の便秘に効果的なサプリもあります。「薬はどうしても…」という方は、こちらを検討してみるのもよいでしょう。